さよなら2017
昨日フランスから帰ってきました。
ここ最近勉強といったら英語か宅建(落ちたけど)で、フランス語はずっと日常で話してはいたものの、なんとなくフランスという国と自分との距離は少しずつ開いていました。でも今回このタイミングで行けて本当に良かった。
秋くらいから仕事が増えてストレスが強くなり、だんだん気持ち的にいっぱいいっぱいになってました。フランスはその切羽詰まってガチガチになったこころをゆっくりとかしてくれた感じがします。テロが危ないとかいろいろ言われますが、やっぱり私はフランスが好きなのだなぁと思いました。初心にかえる。ほっと安心できる。そんな場所です。
そして今回フランスに行って、やっぱりまだまだ夢を諦めてはいけないという気持ちにさせられました。
日々の仕事に忙殺され、自分のやりたいことは二の次三の次、疲れてあんまり時間も取れず、「もう諦めるしかないかな…」という気持ちになったことも今年何度かあったのですが、やっぱり、きっと叶うと信じて頑張り続けようと思いました。そしていつかはフランスに住みたいなぁと、そんなことを考えた滞在でした。
今年は忙しい年でした。頑張りが足りなかったことも、頑張りが報われなかったこともありました。今もまだ少し、いっぱいいっぱいな気持ちは残っています。でもきっと、あとから振り返った時に、大切な一年だったと思えると思います。夢に向かってちゃんと、一歩を踏み出した年だから。
来年も自分のペースで頑張りたいと思います。
皆様にすてきな2018年が訪れますように。
堪え難いほどの、知的好奇心の枯渇
英語の上達には多読がいいよ、とか、ナチュラルな言い回しを学ぶには海外ドラマがいいよ、なんて言いますが、
そもそも英語以前に「これを読みたい!」とか、「これを見たい!」とか、最近ぜんぜん思わなくなってしまった。
読書にしろ、映画やドラマを見るにしろ、ゆっくり集中するための時間や場所が必要だけど、そんなものはなかなか手に入らないのです。まあ、それは無理やり作るもので、あれがないとかこれがないとか言い訳をすべきことではないのかもしれませんが。
しかし根本的な原因は時間や場所の不足ではなく、知的好奇心の不足なのでは、とふと今、気付きました。
小さい頃は本ばかり読んでいたし、去年は仕事の合間に本を買っては休み時間に読み進めたりしていたのですが、別に今読みたい本も、本を一冊読んでまで知りたいような事柄もない。特に小説は読まなくなったなぁ。
映画にしてもそうです。元々映画好きなので、話題作や今まで見てきたシリーズの続編を見るために映画館に行きはするけれど、見たいなぁ、楽しみだなぁという熱い気持ちは確実に目減りしている。ドラマはもともとほとんど見ないけれど。長いし。
なんでこんな風になってしまったんだろう、と考えてみたけれど、たぶん全てが手軽になってしまったことなんだろうなと。
知りたいことがあれば本なんか読まなくても、ウィキペディアでさらっと見れば大体のことはわかる。ちょっと見たいけどお金や時間をかけるほどでもない、あるいは怖かったりグロかったりで見たくないけど興味はある映画やドラマは、そこらじゅうのウェブサイトにいくらでもネタバレが出てる。海外の新聞なんかわざわざ時間をかけて読まなくても、読んでる間にすぐ日本語の情報がネットに出る。そんな状況に慣れすぎてしまったのかもしれません。これは非常に良くない。良くないことはわかってる。けどゾンビみたいにネットの世界を徘徊するのです。
子どもの頃のような好奇心はもう戻ってこないにしても、最低限何かへの好奇心が蘇ってくれなきゃ、わたしは通訳や翻訳の仕事なんかできないだろうし、こんな味気ない人生悲しすぎる。
と、思ってとりあえずツタヤに来ました。映画借りるぞ〜。戻れ、わたしの好奇心。
(でも考えてみたらこの間一日ほんとに暇だったときに、久々にブックオフで「黒執事」一気読みして、すっごい面白かった。時間があって心の余裕があって、ネットが繋がらなくて原本が手に入るってのが大事なのかしら。たまに携帯切って本屋とかツタヤとか行かねば。)
復活
みなさまこんにちは。
またブログを細々と書こうと思います。日々思ったことをぽつぽつと。
7月から10月半ばまでは、仕事上取らねばならない資格のための勉強に集中しておりました。(といっても数は減らしたと言えど遊んだりはしていましたが)
資格試験の勉強をしていて、「全く興味のないものを無理やり勉強させられたことって、今までほとんどなかったな」と気づきました。強いて言えば、大学受験ときに仕方なく大っ嫌いな数1を勉強しましたが、数ある試験科目のひとつなので点数が悪くても他の科目でカバーできたし、今回ほど追い詰められませんでした。
今回の試験勉強は、正直にいってとても苦痛でした。最初は問題文の意味すらわからないし(日本語なのにですよ)、これがわかったところで特に仕事に大きく直結するわけでもないし、上司からプレッシャーはかけられるし……(ちなみに仕事は楽しいです)
でももし通訳者になってしまったら、駆け出しのうちはなんでも仕事を受けなければならないでしょうし、今回のように全く興味ない題材の仕事が来てしまったら、泣きながら勉強するしかないのですよね。それが働くということか。
ただ、まったく知識ゼロの事柄について勉強して、少しずつわかるようになっていく体験をできたのは、とても良いことだったと思います。学生のとき以来の感覚でした。今の会社に入らなければ一生この知識を得なかっただろうし、自分の興味の範囲外に無理やりほっぽり出されたことはありがたかったです。もちろん大きな苦痛や違和感は伴うけれど、こうやって強制的に世界を広げられていかなければ、いつまでも人は自分の殻から出ることができないのでしょう。
……でもとても苦痛だったけど。大事なことだから何回も言います。
それと、勉強に対する姿勢についても改めて考えさせられました。いろんな人たちが「勉強する場所や時間がない」とよく言うけれども、それが整うことはたぶん一生ないのですね。その中でどう場所や時間を作っていくか。何より、勉強に対する意識を高めていくか。
資格試験の勉強が終わって、10月から通訳学校の新しいクラスに進級しましたが、通訳の勉強にかんしてもそのことを忘れないようにして、毎日ちょっとずつでも努力を重ねることを忘れないようにしなければ。
とはいえ毎日大量に何かをやるというのは結構難しいので、まずシンプルに、毎日洋書を読む・シャドウイングをする・英語のニュースのPodcastを聴く、という3つを続けられるように頑張っています。
今読んでいる本は、「あなたの人生の物語」(テッド・チャン著)というSFの短編集です。表題作は、今年公開された「メッセージ」という映画の原作にもなっています。
Kindleで読んでいるのですが、わからない単語はタップすると自社の画面を出してくれるし、軽くて持ち歩きやすいし、電池は長持ちだしとても便利です。Kindle読書については時間があったらまた記事にしたいと思います。
こんな感じで相変わらずまとまりがありませんが、また色々と書いていこうと思います。どうぞよろしくお願いします。
ブログを始めて一年
我流・通訳学校の復習法
①自分の通訳を聞く
②出てくる単語を覚える
③音源を聞きながら翻訳する
④声に出して通訳する
⑤ひたすら通訳
この2ヶ月のいろいろ
「ミッドナイト・イン・パリ」感想(ネタバレあり)
あらすじ
「アニー・ホール」「それでも恋するバルセロナ」のウッディ・アレン監督・脚本によるラブコメディ。ハリウッドで売れっ子の脚本家ギルは、婚約者イネズと彼女の両親とともにパリに遊びに来ていた。パリの魔力に魅了され、小説を書くためにパリへの引越しを決意するギルだったが、イネズは無関心。2人の心は離ればなれになり……。キャストはギルにオーウェン・ウィルソン、イネズにレイチェル・マクアダムスのほか、マリオン・コティヤール、仏大統領夫人としても知られるイタリア出身の歌手カーラ・ブルーニら豪華スターが顔をそろえる。第84回アカデミー賞では、アレン自身3度目となる脚本賞を受賞した。(ミッドナイト・イン・パリ : 作品情報 - 映画.com)
パリパリパリパリパリ!
名前は知ってるけどさ……
懐古厨同士だから合ってたのかもね
余談ですが
- 途中で出てくるポリドールってビストロ、美味しいですよ!量は結構多いけどな!!友達に連れて行ってもらって何回か行きました。値段はまあパリだったら普通くらいなんだろうか。この映画の撮影の時の写真とかもちょこっと窓に貼ってあったりします。内装とか店構えは本当に映画のまんま、過去から抜け出してきたかのようです(いい意味で)。
- ギルくんが車を待っているあの場所は、サン・テティエンヌ・デュ・モン教会です。ステンドグラスが超きれい。あんまり大きくないですがちょっと変わった作りで面白いです。パリの守護聖女であるサント・ジュヌヴィエーヴの聖遺物があったりします。ちなみにサント・ジュヌヴィエーヴ教会というのはパンテオンの元のお名前らしいです。
- ちなみにサン・テティエンヌ・デュ・モンの真横にはパリの名門・アンリ4世高校があります。ここからみんな名だたるグランゼコールに行くわけですな。柵越しにちょっと覗けるけど不審者扱いされるかもです。ただその柵越しに見える校内、めっちゃ美しいです。
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