にょろにょろブログ

にょろにょろと地をはいつくばりながらえへへと笑っている。ただ思っていることとかを書くだけのブログです

我流・通訳学校の復習法

通訳学校に通い始めて早1ヶ月と少しが経ちました。
予習・復習があまりにも追いつかなくてひいひい言っております。単語テスト、文章の暗記もありますが、授業で通訳した音源を完璧に通訳できるまで仕上げてくるというのが一番大変です。なんとかちょっとずつやり方を見つけてきたような、きてないような。

そんなわけで同じ悩みをお持ちの方に参考になるかもしれませんので、ちょっと効果があると感じた・かつそんなに時間がかからない復習のしかたについて書きたいと思います。なお、私のいるクラスは下から二番目のクラスですので、そのくらいのレベルの方を想定しております。


①自分の通訳を聞く

通訳学校ではだいたい座席にUSBメモリの差し込み口がついており、そこに自分のUSBをさしておくと先生が通訳を録音した音源や、その日に使った課題の音源を入れてくれます。
復習の際はまず、授業内のパフォーマンスを確かめるために自分が吹き込んだ通訳の音源を聞きます。(この作業が結構辛い)
そしてできなかった箇所、出なかった単語、一応出てるけど構文がちんぷんかんぷんな部分などをチェックします。チェックといってもこの段階では「あーあの辺ができなかったな、たぶん単語が出てこなかったせいだ」というように頭の中で考える程度で大丈夫です。
受験勉強もそうですが、できてる場所をわざわざ繰り返しやるのは効率が悪いこと極まりないので、ここでできてない場所を見つめ、理由を分析するのが大事です。

②出てくる単語を覚える

課題音源に出てくる単語を覚えます。覚えるといっても口から出せることが大事ですので、目で見たり耳で聞いたりしたら即、訳を出せるように練習します。いわゆるクイック・レスポンスです。
音源はだいたい下から二番目クラスなら5分程度のゆっくり音声なので、覚えないといけない単語もそんなにないと思います。音源を聞きながらわからない単語を抽出して、まずそれをひたすら暗記。覚える方法はクイック・レスポンスができるようになればなんでもいいと思います。
ちなみに私はankiというフラッシュカードのアプリを携帯に入れて使っています。iPhone版は3,000円もしますが、クラウド上で他のデバイスと同期できたり、パソコンで本当に簡単にカードが作れたりするのでかなりおすすめです。パソコン版だけならダウンロード無料のはず。

③音源を聞きながら翻訳する

単語も覚えたことだし通訳してみよう、と闇雲に通訳をする前に、まずワンセンテンスくらいで区切って音源を流して、通訳をするように短時間でその内容を翻訳します。
こうすると、自分がとっさに書いた英文の単語や文法のミスを見直しやすくなりますし、変な構文や、どこが抜けたかもすぐ見直せます。
声に出して通訳して録音するのもいいかもしれませんが、見直すときに何回も再生し直さなければいけなかったりして面倒臭いし、録音がうまくいかなくてワタワタして時間を取られることもあります。
そして、自分が音源を聞いて翻訳した文章を見直します。まず、見て明らかにミスがあるところをきれいに直します。そのあと、もう一度音源を注意深く聞きながら、抜けがないか、時制や単数・複数が間違ってないかなどをチェックし、直します。前後の話の流れや、内容の解釈が正しいかも気にして、訳文を整えていきます。授業で習ったことや、他の生徒さんの表現も参考にします。

④声に出して通訳する

ここでやっと通訳に入ります。
最初は③で作ったあんちょこをちらちら見ながら、見ないでもできるようになるまでやります。(あんちょこ通りでなくてもちゃんと内容が出てればOKとします)。
それから全くあんちょこを見ないである程度スラスラ出るようになったら、音源をもう少し長めに区切って同じことを繰り返します。

⑤ひたすら通訳

④をできるだけ繰り返しやります。ちなみに私は④はできても5回くらいまでしかやれてません。ほんとはその3倍くらいはやらないといけません。
いろんな先生や通訳をしている先輩方もおっしゃるように、結局は反復するしかうまくなる道はないようです……


こんな感じで復習をしています。
仕事をしながら勉強するのは結構つらいです。もうちょっと学生時代まじめにやればよかった。後悔先に立たず。
通訳以前に全体的な英語力の底上げもしていかねば……と思い、最近Podcastを聞くことに加え、Kindleで洋書を読み始めました。(実は多分まともに一冊読みきった洋書は『ハリー・ポッターと賢者の石』だけ。それも卒論のためだし散々日本語版を読んだり映画を見たりしてたのでやや飛ばし気味でした)
映画の原作や、日本でも話題になっている自己啓発本の原書を読んでいこうと思っています。

さーてがんばるぞー。早く入り口に立つのだ!