聴き流してるだけじゃ意味がない! Podcastを使って通勤中にできる英語勉強法4つ
(盛大なブーメラン)
通勤・通学時間中にPodcastを聴いて英語の勉強をしてる人は多いと思います。
1.再生速度を1.5倍にする
一番手っ取り早い方法ですね。
最初は難しく感じた英語のニュースも、毎日聴き続けていれば速さに慣れてなんとなく聴き取れるようになってきます。でも、慣れてからもそれを続けていては意味がない。
そこで、速度を1.5倍にしてみると、あら不思議。ゆっくりで簡単なものも、ボタン一つで難易度がUPします。大体わかるレベルのものを聴き続けていても意味がありません!耳に負荷をかけましょう!!
1.5倍速でまた慣れてしまったら、今度は2倍にすればオッケー。2倍速の英語のニュースを聴いて内容がちゃんとわかるレベルになったら、もうだいたい怖いものはないはず!
また、速度をあげることで、短時間でいろいろなPodcastを聴けるという利点もあります。たくさんPodcastを登録している方や、ざーっとでいいからたくさんの情報に触れたいという方にもおすすめです。
2.シャドウイングをする
知っている人は知っている英語学習法、「シャドウイング」。大学受験の際にやった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
シャドウイング - ハイキャリア - 英語の勉強
www.hicareer.jp/english/shadow/
つまり、スクリプトなどを見ず、聴こえた音声をほぼ同時に、そのまま口に出してみるということです。
電車の中でやると小さい声でも周りの人に迷惑だったり恥ずかしかったりするので、乗り換えで歩いているときなど、ちょっとがやがやしているところでやるのがおすすめ。電車の中でやる場合は声を出さず、口だけ動かしてみてもよいかもしれません。効果が半減するかもしれませんが。あとは、人気のない帰り道でやるとたまにすれ違う人に変な目で見られますが、痴漢対策にはなるかも!(笑)
ここで上手に発音できなかった部分は何度も聴いてみることが大切。単語や熟語の意味がわかっているつもりでもよくわかっていない可能性もあるので、辞書を使って調べる。
ちなみに、スクリプトを見ながらするシャドウイングは、オーバーラッピングという別の名前があるそうです。シャドウイングが難しい場合はこちらから始めてみるのもおすすめ。
6/21 追記
Facebookにコメントしてくれた英語教育業界で働く方から「シャドウイングは正しい発音や文の意味ががわかっていないままやると殆ど効果がない」との情報を得ました!シャドウイングは意味がわかるレベルの音源でやりましょう!!
3.日本語に翻訳してみる
シャドウイングの応用版?です。
ワンフレーズ聴こえるたびに停止ボタンを押して、日本語にしてみる。メモ帳アプリに書いていく。何を言っていたか忘れてしまったら、繰り返し聴く。わからない単語はネットや辞書アプリで検索。
やってみるとわかりますが、これが思った以上に疲れます……特にニュースはとても難しいので、まずは学習者用の短くてゆっくりのPodcastから始めてみるといいかもしれません。
シャドウイングの場合、よくわからなくても発音できてしまえばそのまま流してしまいがちですが、翻訳となると意味のわからない単語はどうしても調べないと日本語にできません。なので、語彙力アップ効果が期待できます。また、日本語でうまく表現する力も副産物的にアップします。
それに、一本のPodcastを最初から最後まで完璧に理解できた!という自信がつくと、モチベーションにつながります。
4.同じものを何度も聴いてみる
だいたい1エピソード1回聴いたら消してしまう、という方も多いのでは。でもそれって再生済みにして満足してるだけではないでしょうか?特に長くて複雑なものは、1回聴いても本当はよくわかっていないことも多いはず。かといって全部翻訳するのも、シャドウイングするのも面倒……
そんな場合は、単純に複数回聴くだけでも良いと思います。
複数回聴くことで、だんだん何と言っているのかわかってきます。英検なんかも、リスニングは複数回再生してくれたりしますよね。1回聴いてわからないものも、2回、3回と聴いていけば、結構わかってくるものです。
職場の行き・帰り、家で夕飯を食べているとき、お風呂に入っているとき(水濡れには十分注意してください)、寝る前に1回ずつ聴けば、5回も聴けます。それでもわからないところは、本当にわからないところなので調べてみるとよいと思います。
番外:背景知識を調べる
シャドウイングや翻訳ができてもなんとなく内容がよくわからない原因は、実は背景知識が不足しているからだったりします。
プロの通訳者でも、背景知識が全くないことに関しては通訳するのが難しいので、事前にしっかりと予習をしてから通訳に臨むそうです。
ニュースのPodcastを聴いていてわからなくても、ネットで調べてどういった内容なのかを理解すると、途端に聴き取れるようになることがあります。
英語でニュースを読めればベストですが、わからない場合は日本の新聞社や通信社のサイト、Wikipediaなどを駆使して背景を理解するのもよいと思います。
それに、英検1級などの受験を考えている場合、時事問題に関して意見を述べるパートがありますので、こうしてこまめにニュースなどについて調べることがよい対策になります。
毎日の通勤は、馬鹿にできません。片道1時間として、1日往復2時間、1カ月20日働くとすれば、40時間も勉強できちゃいます。語学の勉強はコツコツ積み重ねていくしかありません。
私も電車の中でぼーっとしたり寝てばっかりでなく、これからも頑張っていきたいと思います……(ブーメランが刺さりまくって瀕死)