にょろにょろブログ

にょろにょろと地をはいつくばりながらえへへと笑っている

堪え難いほどの、知的好奇心の枯渇

英語の上達には多読がいいよ、とか、ナチュラルな言い回しを学ぶには海外ドラマがいいよ、なんて言いますが、

そもそも英語以前に「これを読みたい!」とか、「これを見たい!」とか、最近ぜんぜん思わなくなってしまった。

 

読書にしろ、映画やドラマを見るにしろ、ゆっくり集中するための時間や場所が必要だけど、そんなものはなかなか手に入らないのです。まあ、それは無理やり作るもので、あれがないとかこれがないとか言い訳をすべきことではないのかもしれませんが。

しかし根本的な原因は時間や場所の不足ではなく、知的好奇心の不足なのでは、とふと今、気付きました。

 

小さい頃は本ばかり読んでいたし、去年は仕事の合間に本を買っては休み時間に読み進めたりしていたのですが、別に今読みたい本も、本を一冊読んでまで知りたいような事柄もない。特に小説は読まなくなったなぁ。

映画にしてもそうです。元々映画好きなので、話題作や今まで見てきたシリーズの続編を見るために映画館に行きはするけれど、見たいなぁ、楽しみだなぁという熱い気持ちは確実に目減りしている。ドラマはもともとほとんど見ないけれど。長いし。

 

なんでこんな風になってしまったんだろう、と考えてみたけれど、たぶん全てが手軽になってしまったことなんだろうなと。

知りたいことがあれば本なんか読まなくても、ウィキペディアでさらっと見れば大体のことはわかる。ちょっと見たいけどお金や時間をかけるほどでもない、あるいは怖かったりグロかったりで見たくないけど興味はある映画やドラマは、そこらじゅうのウェブサイトにいくらでもネタバレが出てる。海外の新聞なんかわざわざ時間をかけて読まなくても、読んでる間にすぐ日本語の情報がネットに出る。そんな状況に慣れすぎてしまったのかもしれません。これは非常に良くない。良くないことはわかってる。けどゾンビみたいにネットの世界を徘徊するのです。

 

子どもの頃のような好奇心はもう戻ってこないにしても、最低限何かへの好奇心が蘇ってくれなきゃ、わたしは通訳や翻訳の仕事なんかできないだろうし、こんな味気ない人生悲しすぎる。

 

と、思ってとりあえずツタヤに来ました。映画借りるぞ〜。戻れ、わたしの好奇心。

 

 

(でも考えてみたらこの間一日ほんとに暇だったときに、久々にブックオフで「黒執事」一気読みして、すっごい面白かった。時間があって心の余裕があって、ネットが繋がらなくて原本が手に入るってのが大事なのかしら。たまに携帯切って本屋とかツタヤとか行かねば。)

 

 

復活

みなさまこんにちは。

またブログを細々と書こうと思います。日々思ったことをぽつぽつと。

 

7月から10月半ばまでは、仕事上取らねばならない資格のための勉強に集中しておりました。(といっても数は減らしたと言えど遊んだりはしていましたが)

資格試験の勉強をしていて、「全く興味のないものを無理やり勉強させられたことって、今までほとんどなかったな」と気づきました。強いて言えば、大学受験ときに仕方なく大っ嫌いな数1を勉強しましたが、数ある試験科目のひとつなので点数が悪くても他の科目でカバーできたし、今回ほど追い詰められませんでした。

今回の試験勉強は、正直にいってとても苦痛でした。最初は問題文の意味すらわからないし(日本語なのにですよ)、これがわかったところで特に仕事に大きく直結するわけでもないし、上司からプレッシャーはかけられるし……(ちなみに仕事は楽しいです)

 

でももし通訳者になってしまったら、駆け出しのうちはなんでも仕事を受けなければならないでしょうし、今回のように全く興味ない題材の仕事が来てしまったら、泣きながら勉強するしかないのですよね。それが働くということか。

 

ただ、まったく知識ゼロの事柄について勉強して、少しずつわかるようになっていく体験をできたのは、とても良いことだったと思います。学生のとき以来の感覚でした。今の会社に入らなければ一生この知識を得なかっただろうし、自分の興味の範囲外に無理やりほっぽり出されたことはありがたかったです。もちろん大きな苦痛や違和感は伴うけれど、こうやって強制的に世界を広げられていかなければ、いつまでも人は自分の殻から出ることができないのでしょう。

……でもとても苦痛だったけど。大事なことだから何回も言います。

 

それと、勉強に対する姿勢についても改めて考えさせられました。いろんな人たちが「勉強する場所や時間がない」とよく言うけれども、それが整うことはたぶん一生ないのですね。その中でどう場所や時間を作っていくか。何より、勉強に対する意識を高めていくか。

 

資格試験の勉強が終わって、10月から通訳学校の新しいクラスに進級しましたが、通訳の勉強にかんしてもそのことを忘れないようにして、毎日ちょっとずつでも努力を重ねることを忘れないようにしなければ。

とはいえ毎日大量に何かをやるというのは結構難しいので、まずシンプルに、毎日洋書を読む・シャドウイングをする・英語のニュースのPodcastを聴く、という3つを続けられるように頑張っています。

今読んでいる本は、「あなたの人生の物語」(テッド・チャン著)というSFの短編集です。表題作は、今年公開された「メッセージ」という映画の原作にもなっています。

Kindleで読んでいるのですが、わからない単語はタップすると自社の画面を出してくれるし、軽くて持ち歩きやすいし、電池は長持ちだしとても便利です。Kindle読書については時間があったらまた記事にしたいと思います。

 

こんな感じで相変わらずまとまりがありませんが、また色々と書いていこうと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

ブログを始めて一年

気づいたら経ちました。

もうすぐ6月も終わりの今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

私は相変わらず焦ってばかりの毎日です。
転職していろんな面が改善されたけど、それなりに悩みはあったり。
目下一番の悩みは仕事関連で全然興味ない資格を取らねばならず、上司からのプレッシャーが重いことです……
結構ほんとに勉強が嫌なのですが、仕方ない。これも仕事ですから。

でも思えばこうしてブログをやったりFacebookに思ったことを書いていなければ転職できてなかっただろうし、久しくお会いしてない方から「元気?」なんて連絡をいただくこともなかったと思います。
何よりこうして自分の思っていること、やりたいことを文章の形にして読んでもらうことで、「それを実現させなければ」という気持ちが強くなったように思います。
いろいろ自分から発信することって大事なんだな、と改めて実感したこの一年でした。そして読んでくださっているみなさまに、こころよりお礼申し上げます。

ちょっと前、5月くらいは「何の気力もない」なんて言ってましたが、最近は周りから追い立てられて、鞭を打たれながら走っているような感じです。仕事や通訳学校や、その他いろいろなことに追われているような……
でも、追われてる状況のほうが頭が働くせいか、環境に慣れたせいか、この先3年くらいでどういう風にしていきたいかがまた少しずつ見えてきました。それに向けて頑張っていこうと気持ちを新たにしております。
あと無気力な期間にお金を使いすぎたのか、あんまりお金がないので「お金を貯めねば!!」というやる気にも溢れてきました。毎日美味しいランチを我慢しておにぎりを食べております。
(私の小さい頃の好物は焼きたらこだったのですが、「大人になったら毎日焼きたらこのおにぎりが食べられると知ったら、小さい頃の私はとても喜ぶだろうなぁ」なんて考えてみると、案外悪くないものです。焼きたらこめっちゃ美味しい。最高。生たらこより焼きたらこ派。)

ちなみにその「この先3年くらいの計画」なのですが、今はまだ何も言わないでおきます。あと3ヶ月ほどは仕事のための資格取得に向けてがむしゃらに走っていかねばと思っているところなので。
通訳の勉強よりそっちに軸足が置かれてるような状況ですが、まずその資格を取らないとどうしようもないので、頑張るしかありません。割と苦痛ですが。
SNS中毒の私が勉強を頑張るためにFacebookTwitterInstagramのアプリを消しましたよ……!
ただFacebookはブラウザから普通に見ちゃってるから、あまり意味ないかもしれませんね。でもTwitter消しただけで効果絶大なのでまあいいかなーと思っています。(自分に甘い)

そんなわけで、これからも細く長くブログを続けていければと思います。暇潰しにでも読んでいただければとっても喜びます。
今後とも「にょろにょろブログ」をよろしくお願いします。


我流・通訳学校の復習法

通訳学校に通い始めて早1ヶ月と少しが経ちました。
予習・復習があまりにも追いつかなくてひいひい言っております。単語テスト、文章の暗記もありますが、授業で通訳した音源を完璧に通訳できるまで仕上げてくるというのが一番大変です。なんとかちょっとずつやり方を見つけてきたような、きてないような。

そんなわけで同じ悩みをお持ちの方に参考になるかもしれませんので、ちょっと効果があると感じた・かつそんなに時間がかからない復習のしかたについて書きたいと思います。なお、私のいるクラスは下から二番目のクラスですので、そのくらいのレベルの方を想定しております。


①自分の通訳を聞く

通訳学校ではだいたい座席にUSBメモリの差し込み口がついており、そこに自分のUSBをさしておくと先生が通訳を録音した音源や、その日に使った課題の音源を入れてくれます。
復習の際はまず、授業内のパフォーマンスを確かめるために自分が吹き込んだ通訳の音源を聞きます。(この作業が結構辛い)
そしてできなかった箇所、出なかった単語、一応出てるけど構文がちんぷんかんぷんな部分などをチェックします。チェックといってもこの段階では「あーあの辺ができなかったな、たぶん単語が出てこなかったせいだ」というように頭の中で考える程度で大丈夫です。
受験勉強もそうですが、できてる場所をわざわざ繰り返しやるのは効率が悪いこと極まりないので、ここでできてない場所を見つめ、理由を分析するのが大事です。

②出てくる単語を覚える

課題音源に出てくる単語を覚えます。覚えるといっても口から出せることが大事ですので、目で見たり耳で聞いたりしたら即、訳を出せるように練習します。いわゆるクイック・レスポンスです。
音源はだいたい下から二番目クラスなら5分程度のゆっくり音声なので、覚えないといけない単語もそんなにないと思います。音源を聞きながらわからない単語を抽出して、まずそれをひたすら暗記。覚える方法はクイック・レスポンスができるようになればなんでもいいと思います。
ちなみに私はankiというフラッシュカードのアプリを携帯に入れて使っています。iPhone版は3,000円もしますが、クラウド上で他のデバイスと同期できたり、パソコンで本当に簡単にカードが作れたりするのでかなりおすすめです。パソコン版だけならダウンロード無料のはず。

③音源を聞きながら翻訳する

単語も覚えたことだし通訳してみよう、と闇雲に通訳をする前に、まずワンセンテンスくらいで区切って音源を流して、通訳をするように短時間でその内容を翻訳します。
こうすると、自分がとっさに書いた英文の単語や文法のミスを見直しやすくなりますし、変な構文や、どこが抜けたかもすぐ見直せます。
声に出して通訳して録音するのもいいかもしれませんが、見直すときに何回も再生し直さなければいけなかったりして面倒臭いし、録音がうまくいかなくてワタワタして時間を取られることもあります。
そして、自分が音源を聞いて翻訳した文章を見直します。まず、見て明らかにミスがあるところをきれいに直します。そのあと、もう一度音源を注意深く聞きながら、抜けがないか、時制や単数・複数が間違ってないかなどをチェックし、直します。前後の話の流れや、内容の解釈が正しいかも気にして、訳文を整えていきます。授業で習ったことや、他の生徒さんの表現も参考にします。

④声に出して通訳する

ここでやっと通訳に入ります。
最初は③で作ったあんちょこをちらちら見ながら、見ないでもできるようになるまでやります。(あんちょこ通りでなくてもちゃんと内容が出てればOKとします)。
それから全くあんちょこを見ないである程度スラスラ出るようになったら、音源をもう少し長めに区切って同じことを繰り返します。

⑤ひたすら通訳

④をできるだけ繰り返しやります。ちなみに私は④はできても5回くらいまでしかやれてません。ほんとはその3倍くらいはやらないといけません。
いろんな先生や通訳をしている先輩方もおっしゃるように、結局は反復するしかうまくなる道はないようです……


こんな感じで復習をしています。
仕事をしながら勉強するのは結構つらいです。もうちょっと学生時代まじめにやればよかった。後悔先に立たず。
通訳以前に全体的な英語力の底上げもしていかねば……と思い、最近Podcastを聞くことに加え、Kindleで洋書を読み始めました。(実は多分まともに一冊読みきった洋書は『ハリー・ポッターと賢者の石』だけ。それも卒論のためだし散々日本語版を読んだり映画を見たりしてたのでやや飛ばし気味でした)
映画の原作や、日本でも話題になっている自己啓発本の原書を読んでいこうと思っています。

さーてがんばるぞー。早く入り口に立つのだ!


この2ヶ月のいろいろ

前回記事を書いてからもう2ヶ月とは。

新年度でバタバタ、ゴールデンウィークでバタバタ、いろんなことでバタバタしていたら書く時間も心のゆとりもなくなってしまっておりました。
が、今、会社からの帰り道、ふと書きたい気持ちが湧いてきたので、2ヶ月ぶりに書きます。

3月から今日まで本当にたくさんのことがありました。
まず、転職をしたこと。より自分が通訳や翻訳をやれる環境に、との思いで転職をしましたが、現状まだそんなにはやれていない。しかし、本当にいい会社でとても満足しています。今まで全く興味のなかった分野の会社ですが、やってみるといろいろ面白いことがたくさん。いい人ばっかりで環境も良く、たまたまこんなペーペーなのに転職できてラッキーだったしありがたい。これからもっと通訳を任せたいと言っていただいているので、がんばります。

ふたつめに、通訳学校に行き始めたこと。週に一回、会社が終わってから行きます。あんなに行きたかったのに、まだ勉強のペースがつかめてないし課題もそんなに大変じゃなくて、楽しいけどなんとなくまだ火がついてない感じ。ちゃんと通訳する機会が与えられていることには感謝です。

よく考えれば、本当にたくさんのこと、といいつつ大きなことはこのふたつだけだった。(笑)
まあでもフランス大統領選もあったし、世の中はぐるぐる動いてましたね。面白い映画も何本か見たし。その辺りのことも書ければよかったんですが、気持ちがついてきませんでした。

そんなこんなであっぷあっぷしながら、やっと泳ぎ方をつかんできたような感じ。

目下の悩みは通訳学校と仕事関連の勉強のペースをどう作るかということ。なんとなくぼんやりしてしまっててよくない。「仕上げる」とか「極める」っていう緊張感が足りない。よくない。あと、ハングリー精神が足りない。前はもっとあったのに。
あとやっぱり英語ってそんなに好きじゃないな、というか、フランスとかフランス語のほうが圧倒的に好きだなという気持ちがあり、そこも悩み。ただ単にフランス語のほうがまだ中級クラスで、伸び代があるってだけの甘えかもしれないけど。英語だって本当はまだ全然できないのに、なんとなく自分の中で「生きた言語」になってこない。周りがフランス人ばかりだしフランスには何度か行ってるけど、英語圏は小さい頃の家族旅行以外で行ったことないし、英語を話すコミュニティにいないから、なんとなく愛着が湧かないのか。そんな言い訳してる場合じゃないんだけど……
しかし今年は通訳学校とか仕事の資格試験でフランス語をやる暇がほぼなさそうで辛い。来年こそ仏検1級を受けたいんだけど、無理かな……

とりあえず今年は資格試験はひとまずお休みします。戯れにTOEICとか受けるかもしれないのと、仕事の資格は取らないといけないけど、語学系の試験はお休みです。仏検と、英語かフランス語の通訳案内士試験と、DELFのB2(まだDALFじゃないの?って笑われそうだけど)は、来年以降に取っておきたいと思います。

二兎を追う者は一兎をも得ず、とりあえず英語を頑張っていきたいと思います。目の前のことともっと向き合おう!

またちょこちょこ書いていきます。




「ミッドナイト・イン・パリ」感想(ネタバレあり)

非常に今更ですが、フランス好きだしウディ・アレンも好きだから見ねば見ねば、と思って昨日やっと見ました。けど、あんまりおもしろくなかった。
思いっきりネタバレしてますのでご注意ください。

f:id:kanami12377:20170309191624j:image
(映画.comよりお借りしました)

作品情報


あらすじ

アニー・ホール」「それでも恋するバルセロナ」のウッディ・アレン監督・脚本によるラブコメディ。ハリウッドで売れっ子の脚本家ギルは、婚約者イネズと彼女の両親とともにパリに遊びに来ていた。パリの魔力に魅了され、小説を書くためにパリへの引越しを決意するギルだったが、イネズは無関心。2人の心は離ればなれになり……。キャストはギルにオーウェン・ウィルソン、イネズにレイチェル・マクアダムスのほか、マリオン・コティヤール、仏大統領夫人としても知られるイタリア出身の歌手カーラ・ブルーニら豪華スターが顔をそろえる。第84回アカデミー賞では、アレン自身3度目となる脚本賞を受賞した。(ミッドナイト・イン・パリ : 作品情報 - 映画.com)

パリパリパリパリパリ!

オープニングからいきなりパリの観光地の美しい景色を山ほど見せられます。エッフェル塔凱旋門、サクレクール、サンラザールのあたり、パンテオンノートルダム大聖堂、ポンデザール、アレクサンダー3世橋、オベリスクルーブル美術館、テュイルリー公園……本編が始まる前にもうお腹いっぱいだよってくらい始まる前のパリの映像が長いです。げぷ。フランス好き・パリ行ったことある人同士で見ると「あ、ここ行ったわ!」「ここも行ったわ!」と盛り上がれます。いきなりオシャレ感がすごい。音楽もゆったりした感じのジャズ調でレトロで、まーこの映画にぴったり。おっしゃれー。どんな話か楽しみ楽しみ。とワクワクしてくるわけですが、ほぼオシャレに終始しただけって感じでした。


名前は知ってるけどさ……

主人公ギルくんは憧れのパリに遊びに来たものの、あんまり噛み合わない婚約者(「パリになんか住みたくない、マリブに住みたい」とかのたまう)や鬱陶しい彼女の友達カップルにうんざりして、ひとり夜のパリを徘徊します。適当に歩いてるうちに迷ってしまったところ、なんだか古めかしい車がやってきて、「乗りなよ!」と言われるまま乗り込みます。
そうするとあら不思議、1920年代にタイムスリップしちゃうんですね。

そのままパーティに参加してみたら、『グレート・ギャツビー』のフランシス・スコット・フィッツジェラルドとその妻ゼルダがいてびっくり。実はそのパーティはジャン・コクトーが主催していたり、ヘミングウェイと出会ったり、他にもガートルード・スタインだのピカソだのダリだのと、いろんな人に出会って、1920年代が大好きなギルは「うっひゃー!」となるんですね。

ただ、私には教養が足りないので、1920年代のスーパースターに会って興奮している主人公に感情移入できないというか……そのあたりの有名人の名前は知ってるけれど、ギルくんの「うっひゃー!」に共感できない。『グレート・ギャツビー』(村上春樹訳)しか読んだことない私、取り残されまくり。それにいろんな有名人が出てきすぎて、割と一人ひとりとの関わりは薄めな感じでした。(ヘミングウェイとかガートルード・スタインとはそうでもない感じだったけど)
これだけ有名人を出したり有名な俳優にやらせたりしてる割には、もったいないなーって感じがいたしました。(キャシー・ベイツエイドリアン・ブロディは知ってたけどトムヒが出てるとは思わなんだ)

懐古厨同士だから合ってたのかもね

そうやって毎晩タイムスリップを楽しむようになるギルくんですが、あちらの時代でファッションの勉強のためにボルドーから出てきた女の子・アドリアナ(マリオン・コティヤール)と恋に落ちたりします。
でも一応婚約者いるし……と葛藤するものの、ダリやマン・レイには「そんなのフツーフツー」と言われ、余計に悩む。
まあそんなこんなで彼女からピアスを盗んでプレゼントしようとしたりいろいろあるわけですが、彼女もギルくんと同じように、自分がいる時代に満足してないんです。懐古厨なんです。「19世紀ベル・エポックがよかった」と言うんですね。そうしたら、今度は2人でベル・エポックにタイムスリップしちゃったり……
その中でギルくんは過去ばかり見て生きてくことの馬鹿馬鹿しさに自分で気づくんですね。そして現代に戻って、ビミョーな婚約者と別れて、骨董屋の店員のかわいいパリジェンヌ(レア・セドゥ)といい感じになり、おしまい。
結構あっさり終わってしまいます。今まではなんだったんだ……。ウディ・アレン映画は終わり方があっさりしてることは少なくない気がしますが、今回はなんだかもやーっと。今までのごちゃごちゃは何だったんだ……

アカデミー脚本賞とっただけあって(?)、台詞回しとかはかっこよかった感じがありましたが、あとはひたすらにパリがおしゃれで俳優陣が美しいばかり、という感じでした。まだまだそんなに詳しくはありませんが、同じウディ・アレンならもっと面白い映画があると思いました。これが話題になったのは豪華キャストとパリのおしゃれ感、他のウディ・アレンよりとっつきやすい雰囲気のおかげでは。
ただ、「うおおおおおパリ行きてえええええええ!!!!」という気持ちになるのは否定できません。パリの街は本当にきれいにおしゃれに撮られていました。でも本当にそれだけ。ストーリーにはそんなに惹きつけられなかった。

余談ですが

  • 途中で出てくるポリドールってビストロ、美味しいですよ!量は結構多いけどな!!友達に連れて行ってもらって何回か行きました。値段はまあパリだったら普通くらいなんだろうか。この映画の撮影の時の写真とかもちょこっと窓に貼ってあったりします。内装とか店構えは本当に映画のまんま、過去から抜け出してきたかのようです(いい意味で)。
  • ギルくんが車を待っているあの場所は、サン・テティエンヌ・デュ・モン教会です。ステンドグラスが超きれい。あんまり大きくないですがちょっと変わった作りで面白いです。パリの守護聖女であるサント・ジュヌヴィエーヴの聖遺物があったりします。ちなみにサント・ジュヌヴィエーヴ教会というのはパンテオンの元のお名前らしいです。
  • ちなみにサン・テティエンヌ・デュ・モンの真横にはパリの名門・アンリ4世高校があります。ここからみんな名だたるグランゼコールに行くわけですな。柵越しにちょっと覗けるけど不審者扱いされるかもです。ただその柵越しに見える校内、めっちゃ美しいです。

ウディ・アレンならこの映画が好き。ジャスミンにイライラすると同時に、どうしようもなさにニヤニヤしてしまいます。

ミッドナイト・イン・パリ」は観光地ばっかりだったけど観光地じゃないところも使われているパリ映画。

仏検準1級二次試験の勉強法

転職するとかでいろいろバタバタしていましたが、めでたく仏検準1級に受かりました!

悲しいかな、英検と比べると仏検は参考書もあまりなく、特に級が上がると使えるものが本当に少ないです。
おまけに二次試験となると、参考書にもあんまり対策法とか例題が入っていないのが現状です。

そこで私がやっていたのが、英検の参考書を流用するという方法です。


仏検二次試験対策に英検の参考書を使う

英検1級一次試験の作文や、二次試験での内容は、時事問題が出るところや、自分の意見を述べさせるところなど仏検準1級の二次試験の内容と似ているところがあります。
なので私は、英検1級の英作文の問題集のトピックを使って対策をしてました。
(多少英語わかんないと結構きついかもしれませんが、きっとフランス語できる人には英語できる人も多いだろう、という勝手な予想のもとオススメしております。「英語よりフランス語の方ができる」という方はごめんなさい。でも日本語訳もついてるから使えないことはないと思います、おそらく)


ちなみに使っていた問題集は
(MP3音声無料DLつき)最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇 Amazon CAPTCHA
という問題集でした。
実はこれ、英検の対策のためではなく仏検の対策のために買ったものなのですが、(笑)
いろいろなトピックが分野ごとにまとまっており、なおかつその分野の論述で使えそうな短いセンテンスで構成された例文や、解答例がかなり豊富に載っていて、とても使いやすかったです。


具体的な勉強法

具体的な勉強の方法はというと、今回は手伝ってくれるネイティヴの友人がいたため
  • この中から適当にトピックを選ぶ
  • 実際の試験の時間配分に従ってメモを作るなどの準備をして、エクスポゼをしてみる(時間を計ってもらう)
  • フィードバックをもらう
これを10問くらいやった感じでした。

ネイティヴに頼めない場合は、(結構苦痛だと思いますが)録音をして、自分で聞いてみながら、間違えた言い回しや論理の弱いところ、何を言ってるかよくわからなかったところを手直ししていく感じでも良いと思います。
地道な方法ですが、これが確実なのかなと。

ただし!
英語(英検?)式の口頭論述のしかたと、フランス語(仏検?)式の口頭論述のしたかは違うということはまず知っておかねばなりません。


英語式とフランス語式の口頭論述の違い

英語式だと、私が学校などで習った限りでは(だいぶざっくりですがお許しください)
  • まずトピックに対する意見を明確に述べる 「〜は〜〜だと思います」
  • 理由を述べる→膨らませる 「理由は◯つあります。第一に〜〜」
  • もう一回意見を述べる 「以上の理由から、私は〜は〜〜だと思います」

このような形だと思います。(英語式というよりはアメリカ式というふうにどこかで聞いたことがありますが、本当なんでしょうか。どなたか教えてくださったら嬉しいです)

しかしフランス語式というか、仏検の参考書で習った限りでは
  • まずそのトピックに関する現状分析だとか定義などを述べる 「この問題はこういった背景からこのようなかたちで存在し、うんぬんかんぬん」
  • 意見を述べる 「そんな中で私は〜は〜〜だと思う」
  • 具体的な理由やそれに対して考えられる反論を述べる  「なぜなら◯◯だからである。しかし一方××と考える人もいると思う」
  • まとめる  「だがやはり▲▲であるため、〜は〜〜であると考える。うんぬんかんぬん」

だいぶざっくりのため、「違うよ!」と言われてしまうかもしれませんが、
少なくともだいたいこんな感じで今回の論述は練習しました。

フランス語の場合の方が前置きが長く、問題の背景なども述べないといけないのでめんどくs……もとい、難しいと感じました。

日本の英語教育で慣れていらっしゃる方は、英語式で述べるのがしっくりくるのではないかと思いますが、仏検に受かりたかったらフランス語式のやり方にも慣れないといけません。
ただ、練習する前にこれさえ押さえれば、フランス語式の方が自分の頭の中の知識を整理するチャンスがもらえていいかもしれない、と思いました。


次は残すところ1級……
今年はフランス語には手が回らなそうな予感ですが、引き続き頑張っていきたいと思います。

(ちなみに簿記3級はやばそうです。数字ワカラナーイ)